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静岡県西部地域の未来学校で行われるプログラム「未来授業」に参加しました

執筆者の写真: OUT NUMBEROUT NUMBER

更新日:2024年7月4日




先日、静岡県西部地域で開催された「未来学校」のプログラム「未来授業」に講師として参加する機会をいただきました。


私が担当したのは、大須賀中学校でのオリジナルプリントTシャツ作成の授業です。

この授業を通じて、子どもたちにクリエイティブな活動の楽しさとビジネスの一端を学んでもらうことを目指しました。今回は、その体験を詳しくお伝えします。


未来授業とは




未来学校と未来授業の概要


「未来学校」とは、静岡県西部地域で実施されている教育プログラムで、地域の未来を担う子どもたちに多様な学びの場を提供することを目的としています。


その一環である「未来授業」では、各分野の専門家が講師として招かれ、実践的な授業を行います。


子どもたちが教科書では学べないスキルや知識を直接体験することで、将来のキャリア選択に役立てることを目指しています。


大須賀中学校での授業内容


授業の目的とテーマ


回、私が担当した授業のテーマは「オリジナルプリントTシャツの作成」でした。この授業を通じて、子どもたちに以下のことを学んでもらうことを目指しました。


【デザインの作り方】:仕事で使うイラストレーターについての説明

【プリント技術の理解】:実際のプリント工程を学ぶ

【時代とAI】:多くの仕事に関係するAIとスマホの使い方


授業の準備


授業の準備には、普段使うイラストレーターデザインやDTFプリントシート、プリント機材の調整が含まれました。


また、事前に子どもたちに配布する資料も作成しました。


さらに、様々なサイズのTシャツも用意して、授業後にはTシャツが持ち帰り「どう楽しんでもらうか」を工夫しました。


授業の進行




授業は50分×2回あり、1回8名ほどで行われました。

選択制になっており、どの授業を受けるか学生の希望です。


授業は以下のステップで進めました。


1. イントロダクション

- オリジナルプリントTシャツ事業を始めたや経緯や自己紹介

- 今日の授業の流れを説明


2. デザイン・ウェア生地・プリントについて

- 基本的なデザインの作り方を説明

- Tシャツの生地の種類を触って確認する

- プリント方法によって特徴や肌触りが違うことを体験


3. プリント工程の紹介

- プリント機材の説明と実演

- プリントのプロセスを見せながら、実際にTシャツにプリント


4. SNSとAIについて

- SNSとAIについて説明

- これから求められる仕事や能力について解説


5. まとめと質疑応答

- 授業の振り返り

- 質疑応答タイム


中学生たちの反応




中学生たちは、Tシャツにプリントするという形になる過程に大いに興奮していました。

初めてのプリント作業に戸惑う生徒もいましたが、友達同士で楽しみながら進める姿が印象的でした。

プリント工程では、実際に機械を操作する体験ができ、皆目を輝かせていました。


中学生たちの感想


今回の授業を通じて、以下のような感想をいただきました。


- 「実際にプリントTシャツを作ってとても簡単で驚きました。」
- 「tシャツのサイズやデザインを合わせるのが大変とわかった」
- 「少しの疑問でもスマホなどを使い調べて、これからの社会で求められる人になれるようにしたいと思いました。」

自分自身の学び


私自身もこの授業を通じて多くのことを学びました。

特に印象的だったのは、中学生たちの純粋な好奇心と学びたいという意欲です。

彼らのエネルギーに触れ、教育の重要性とやりがいを改めて感じました。

また、授業の進行や教材の準備において、柔軟な対応と工夫が必要であることを再認識しました。


プリントTシャツ作成のプロセス


プリント技術の紹介


実際のプリント工程では、以下のステップを紹介しました。


- **プリントシートの準備**:プリントシートの裏側には熱で溶ける糊がついている

- **プリント工程**:Tシャツにプリントシートを置いて、熱プレス

- **仕上げ**:プリントがしっかりとTシャツに定着するように、もう一度熱プレスをする


このプロセスを見せることで、子どもたちはプリント技術の基本を理解することができました。


未来への展望


今回の授業を通じて、子どもたちには多くの新しい発見と学びがあったと感じます。

今後も「未来授業」を通じて、さまざまな分野の専門家が子どもたちに貴重な体験を提供することで、彼らの可能性を広げることができると確信しています。


地域との連携


また、このようなプログラムを通じて、地域の企業や専門家との連携が深まることも期待されます。

子どもたちが地元の産業や技術に触れることで、将来的に地域活性化に貢献する人材が育つことが目指されます。


持続可能なプログラム運営


「未来授業」が持続可能な形で運営されるためには、地域社会全体のサポートが欠かせません。

今回の経験を踏まえ、私自身も引き続き積極的に関わり続け、子どもたちの成長をサポートしていきたいと思います。


まとめ


静岡県西部地域で行われた「未来学校」のプログラム「未来授業」に講師として参加した経験は、非常に有意義なものでした。


大須賀中学校でのプリントTシャツ作成の授業を通じて、子どもたちがクリエイティブな活動に触れ、学びの楽しさを実感する姿を見ることができました。


今後も、このような教育プログラムを通じて、地域の未来を担う子どもたちの成長をサポートしていきたいと思います。




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